僕の名前は直枝理樹。
僕は授業が終わった放課後、いつも通りにルームメイトの真人と一緒に1学年上の恭介のところに向かっていた。
「今日はいったい何をするんだ?」
真人が聞いてくる。
「さあ・・・今日は何か新しい事をするとか言ってたけど・・・。」
「筋トレか!?」
「たぶん、違うんじゃないかな。」
そんないつも通りの会話をしながら恭介の教室も前にやってくる。
ドアを開けると、恭介はいつも通り自分の席でマンガを読んでいた。
「恭介。」
「理樹、来たか。」
恭介はこちらに気付く席を立ちこちらに歩いてくる。
「何か新しい事をするってきいたけど。」
「ああ、しばらく野球は休みにしようと思う。とにかくみんなを集めて来い。詳しくはそれから話そう。」
「う、うん。」
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theme : 自作小説
genre : 小説・文学